酔い覚まし時計

○まちづくり推進課では、課長をはじめ13人が韓国旅行に
出かけることになった。
「明朝6時20分、市民会館前に集合。
今晩は早寝をするように」。
課長の注意を聞いていた田中良二課長補佐(43)、
「当たり前じゃが。よし、今日は飲まんじ寝っど」
と決意も固く帰宅。
そのかいあって、旅支度も順調に進んだ。

○「もう、準備OKじゃっで、一杯どま良かっじょ」
と飲ん方開始。
するとどうにも止まらないペースになっていった。
さすがに夜も更け「寝らんなら」と目覚まし時計のアラームを
午前5時にセット。

○翌朝、「お父さん、早く起きて」と妻の大声。
田中さんが起きたのはなんと集合時間の五分前。
昨夜の酔いも一瞬で覚めてしまった。
ちゃんとセットしていた目覚ましのベルを、寝ぼけて
切ってしまったらしい。
かろうじて出発時間には間にあったが、今度は旅行用の
目覚まし時計を忘れた。そんな田中さんに周囲は
「もう、ほっとけい」。